今回は、ハムシ科のアオバドウガネトビハムシのご紹介です。
こんな感じの虫です↓
体長は2.5mmほどのハムシで、このChaetocnema属は国内で16種ほどが知られているそうです。
ハムシは特定の植物につく事が多いため、採集した際に"ついていた"植物が同定のヒントとなる事が多いです。
ただ、今回採集した個体は、どの植物で採れたかわからず、ヒント無しで戦う事になりました。(やみくもに採集してはダメですね、、)
それでは、保育社の甲虫図鑑Ⅳの解説を確認してみます。
①頭部、前胸背板は銅色 →OK
②上翅は青藍色 →写真では黒っぽく見えてしまいますが、実際は青っぽいのでこれもOK
③上翅側片には剛毛を装い、表面はやや不規則な印刻を有する →上翅のヘリに剛毛がはえているのが分かります
④上翅点刻列の間室には明瞭なハート型点刻を装う →線で指し示したあたりにハート。分かるかな。
⑤体腹面は黒色 →OK
⑥肢は赤褐色のふ節、けい節の末端部1/2を除き黒褐色 →OK
ということで、アオバドウガネトビハムシで良さそうです。
ちなみに、私はハムシ同定のバイブル「日本産ハムシ類幼虫・成虫分類図説」を持っていません。
絶版+古書は高価なので、後は図書館で借りてコピーするしかありません。
電子書籍でもよいので、復刊してほしいものです。