河原の林縁で見つけたハネカクシです。体長は4.5mmほど。
ハネカクシは同定の難しい分類群なので、分からずじまいになることも多々あります。
保育社の甲虫図鑑としばし睨めっこしていると、似てそうなハネカクシを発見。
「ホソチャバネコガシラハネカクシ Rabigus brunnicollis」
体長:4.5-5.5mm
・触覚は比較的長く末端に向かってやや太まる。
・前胸背板中央の点刻列は5~6個。上翅の点刻は細かい。
→ここまでの解説は合致していそうです。
さらに、
・♂交尾器の側片はペン先状で、陰茎よりも短い。
とあったので、交尾器を取り出してみました。
↑陰茎(腹面)
→画像が不鮮明で分かりづらいのですが、手前側に万年筆の先端のような形をした側片が確認できます。
陰茎(側面)
→側片(左側)が陰茎(右側)よりも短い事も確認できました。
以上の事から、ホソチャバネコガシラハネカクシではなかろうか!
という結論に至りました。