虫暮れ

自然のなかで楽しいコトみーつけた。

タブグンバイの成虫と幼虫

タブノキの葉裏でタブグンバイ Stephanitis apertaを見つけました。

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上が成虫で、下が幼虫です。

どちらも奇抜な姿で面白い。

体長は3mmちょっと。

2cmぐらいの大きさだったらもっと人気があったかな。笑

 

寄主植物はクスノキ科タブノキクスノキ、ハイノキ科のミミズバイ。

近似種にクスグンバイ Stephanitis fasciicarinaがいますが、前胸背に側隆起があることで見分けが付きます。

グンバイムシが寄生している葉はやや白っぽくなることが多く、これを手がかりに探すと見つけやすいです。

 

ちなみに、体型が軍配に似ているためグンバイムシと呼ばれています。

英名はlace bugで、体に網目状の脈を持っているのが特徴。

世界を含めると2000種以上いるそうです。

哺乳類は世界で約6000種といわれていますから、やはり昆虫の多様さはすごいものですね。