虫暮れ

自然のなかで楽しいコトみーつけた。

コバノガマズミツボミトジフクレフシ

コバノガマズミの花序に虫こぶを発見! これはコバノガマズミツボミトジフクレフシという虫こぶで、タマバエの一種によって形成されます。 まるで呪文のような名前... タマバエの幼虫は、しばらくすると虫こぶから脱出し地中に潜ります。 そして、そのまま地…

キヅタツボミフクレフシ

キヅタツボミフクレフシという虫こぶを見つけました。 今時期、正常な果実は黒色になっていますが、虫こぶは緑色のままです。 中にはキヅタツボミタマバエというハエの幼虫が潜んでいます。 場所によっては、かなりの密度で虫こぶが見られます。 とても身近…

ウツギハコブフシ

ウツギの新葉をみていると、赤くなっている部分を見つけました。 これは、タマバエの一種によって形成されるウツギハコブフシという虫こぶです。 表面がツノのように突き出しています。 中にはタマバエの幼虫が潜んでいて、5月になると外へ出ます(地面に落ち…

ケンポナシの虫こぶ

とある川の脇に生えていたケンポナシ。 その葉になにやら虫こぶが。 これはケンポナシハイボケフシという虫こぶで、フシダニの一種によって形成されます。 ケンポナシという植物自体、あまり聞きなれない方も多いかもしれません。 ちょうど、今頃の時期に白…

問題2

ヒイラギナンテンで皆さんにやられたので、今度はどうだ!!!!!←←少し悔しいww しかもGallつき★ このGallは○○○○○クキフクレズイフシです。 ヒントは無〜〜〜〜し。ww ブログランキング 来週は更新できない予定なり。

オオイヌノフグリ

今日は風も無く、穏やかな一日でした。 花粉症の症状が出て、いつも以上にヤル気が出ずに鼻水が出ました。w( ̄o ̄)w 水田にはノミノフスマが群生しています。開花している個体は少ないです。 畦道に生えていたオオイヌノフグリを。 引っこ抜いてみました。 …

ついに気付いた

今日は、久しぶりに自転車で、近所の林に行ってきました。 お目当ては、写真の「キヅタツボミフクレフシ」 Asphondylia sp.によって形成されるゴールで、内部に幼虫が入っています。現在、越冬中。 5月頃になると、ゴールから直接羽化します。成虫は「カ」の…

センダンハマキフシ

ちょっとピンボケの写真ですが「センダンハマキフシ」という虫こぶです。 形成者は「センダンコクロキジラミ」という小さな虫です。 ちょうど良い季節で、成虫が葉の上で沢山見られました。 飼育する手間が省けるので、こういうタイミングで観察できたのは嬉…

ヘクソカズラツボミマルフシ

タイトルは呪文ではありません。虫こぶ名です。 どうですか、皆さん。初めて虫こぶ名を聞いたときよりは、、違和感ないでしょ^^ その名のとおり、ヘクソカズラの蕾にできる丸い虫こぶです(オイオイ・・・適当すぎます??怒ってます??) もうひとつ「ヘ…

ニガクサツボミフクレフシ

7月末に採集した「ニガクサツボミフクレフシ」から、ヒゲブトグンバイが出てきました。 名前のとおり「ヒゲ」が太いです。 虫こぶを知らないと中々お目にかかれない、小さな子です(グンバイの仲間の中では大きいほうですが) アップで見てみると、実に綺麗…

ケヤキハフクロフシ

毎年同じ場所で見られるケヤキのGall。 今年もありました(まだ小さいですが) 割ってみるとアブラムシ(ケヤキヒトスジワタムシ)がいました。 ケヤキにもう一つ気になるGallがあるんですが・・。その前にアレとアレも確認したいし・・。 整理しないと^^

エゴノキハクボミフシ

形成者は「クロトガリキジラミ」です(写真下) 移植されたエゴノキを何気なく見ていたら、ありました。 このキジラミもこのエゴノキと一緒にどこからか運ばれてきたのでしょう。 果たして立派に「成虫」になれるかな? ※Gallとは一般的に言う「虫こぶ」のこ…

スダジイGall

スダジイに形成される「シイハマキフシ」 形成者はシイオナガクダアザミウマで、葉の裏側を内側に巻き込み、葉には斑点が目立ちます。 昨年、このGallを必死に探していました。見つけたときは大興奮(笑) 不思議なもので、一度見つけると色々な場所で発見す…

タブノキのGall

本日は「タブノキハウラウスフシ」をご紹介します。 形成者は「タブウスフシタマバエ」で5月頃に羽化し、新葉に産卵します。また、「虫えい図鑑(全国農村協会)」によると、寄生蜂が4種知られており、年によっては寄生率が98%にも達すると記されていま…

イスノキGall

有名な「イスノキエダチャイロオオタマフシ」 形成者はモンゼンイスアブラムシで、二次寄主はスダジイ、アラカシ。 秋になると、この硬いGallに小さい穴が開き、アブラムシが脱出します。 どうやって穴を開けるのでしょうか? あと・・インテリアにいかが?…

トベラのGall

【トベラハベリマキフシ】 海岸沿いや公園などでよく見かける「トベラ」 このトベラを観察してみると、葉が巻いているものがよく見つかります。 白いロウ物質が出ていることもあり、、何となく汚らしい?? Host:トベラ Gall maker:トベラキジラミ

ムクノキGall

【ムクノキハスジフクレフシ】 そろそろ羽化しているかなぁと思い、出かけてみました。 お^^いました。お尻をフリフリしています。 Host:ムクノキ Gall maker:ムクノキトガリキジラミ

ナギナタコウジュのGall

久しぶりに「虫こぶ」です。 ナギナタコウジュハチヂレフシ(分かりやすい)です。 ナギナタコウジュワタムシによって形成されます。 写真のものは物凄く縮れていたので、迫力がありました。表面が紫色になるのが特徴です。

カラスウリ

「カラスウリクキフクレフシ」です。 茎や葉柄が肥大するGallです。ウリウロコタマバエ Lasioptera sp.によって形成されます。 最近よく見られるようになって来ました(気のせいかもしれませんが) このタマバエはとっても「弱々しくて」、外見は蚊のようです。…

ブタクサクキフクレフシ

長い名前ですが、覚えやすいです。 これは「スギヒメハマキ」という蛾が形成するGallです。 写真のものはオオブタクサです。 密閉したGall内では糞の処理問題がありますが、この子は茎の一部に小孔をあけて糞を排出しています。 外来種に形成しているという…

ヨモギGall〜第3弾〜

「ヨモギクキコブフシ」です。 ヨモギクキコブタマバエによって茎に形成されるGallで、大きさの変異幅が広い。 生活史の詳細は分かっていないのですが、年2〜3世代以上発生するようです。 ハエの幼虫は鮮やかな橙色をしているので、可愛い!?です。ただ胸骨…

ヨモギGall〜第2弾〜

今日もヨモギのGallを紹介します。 「ヨモギシントメフシ」で、ヨモギシントメタマバエによって形成されます。 先端の寸詰まりになっているので見つけやすいです。

ヨモギハエボシフシ

形状が「烏帽子」に似ているのでエボシフシ。 ヨモギエボシタマバエによって形成されるGall。 どこでもよく見られる最普通Gall。 ヨモギには多数のGallが形成されます。一度に数種類のGallが出来ていることも珍しくありません。 ヨモギにとっては、大迷惑!?

クズのGall

「クズハトガリタマフシ」です。 写真のものは尖っていませんでしたが、尖っているものもあるので「トガリタマフシ」です。 これは「クズトガリタマバエ」によって形成されるGallです。 このまま落葉した後、Gall内で越冬、翌春蛹化し、4月〜6月に羽化しま…

イヌコリヤナギのGall

「イヌコリヤナギハアカコブフシ」のご紹介です。 コブハバチの1種によって形成されるGallです。 割ってみると、かなり広い幼虫室になっています。 この中で成長後、9月下旬にGallから脱出し、地中で繭になります。 そして前蛹で越冬後、羽化します。 今年…

クサギのGall

クサギアブラムシによってクサギの葉が縮まる、「クサギハチヂミフシ」を見つけました。 中にはアブラムシがおらず、まだ縮まっていない葉に数個体のクサギアブラムシがいました。 タイトルの「ゴール(Gall)」というのは、菌・ダニ・細菌・線虫・昆虫等が…

サツキの菌えい

これはサツキの葉に形成されていた「菌えい」です。 これはExobasidium属によって柔組織細胞の肥大と、細胞間隙が拡大することで葉の肥厚が起こります。 写真のものはそうでもないですが、パッとみは美味しそうでしたよ。。

シキミハコブフシ

「シキミハコブフシ」から「シキミタマバエ」が羽化してきました。 成虫はハエというよりは「蚊」のような姿ですが、立派な「ハエ」です。 この弱々しい体で、どうやって虫こぶから脱出しているのか不思議です。 写真を見ると、丸くくり抜かれた痕があり、そ…