アキアカネの雌雄が連結していました。
上が雄で下が雌。雌は腹部が淡褐色の個体と、赤くなる個体がいます。
写真の雌は後者のようです。
産卵は水田や池沼、湿地などで行われます。
秋遅くまでみられる数少ない昆虫。
撮影後、飛んでいってしまいました。
ソメイヨシノが咲いていました。
サクラの葉芽や花芽は、夏の間には既に完成しています。
狂い咲きは、台風などで葉が早期に落葉し、その後も気温の高い状態が続くことで、芽が成長して起こります。
通常、サクラの開花は以下のようなメカニズムで起こります。
という流れです。
しかし、狂い咲きの場合は、落葉の影響で「1.成長を抑制するホルモン」が生成されず、開花してしまうという事になります。
ただ、狂い咲きも全体ではなく、一部の枝のみで起こるのは何故なのか、よく分かりません。
同じ株であれば、どの枝もおおよそ同じように落葉していますし、もっと全体的に狂い咲きしそうな気もしますが。。
ちなみに、秋に咲いてしまった枝は、翌年の春は開花しません。
開花のメカニズム、実は複雑なことをサクラはやっているんですねぇ。
沢沿いの樹林で見つけました。
ボタン属の果実です。
ヤマシャクヤクかベニバナヤマシャクヤクのどちらかだと思うのですが、花をみないとなんとも分かりません。
紺色は種子、赤色は疑似種子です。
赤色の疑似種子は種子ではなく、本当の種子(紺色)を目立たせるためだけにある引き立て役です。
このように目立たせる理由は、動物に気がついてもらうため。
種子を食べてもらい、種子散布をしてもらおうという植物の作戦に、動物はまんまと引っ掛かってしまいます。
赤色は鳥に最も気付かれやすい色で、日本では果実の約半数が赤色だと言われています。
種子散布に関する書籍は、この本がオススメです。
表紙をベニバナヤマシャクヤクが飾っています。
この本を初めて読んだとき、まだシャクヤクの果実を見たことがなくて、こんな綺麗な果実があるんだ!と感動したのを覚えています。
いつか見つけたい憧れの果実だったので、数年前に初めて見たときは感激しました。
ちなみに、花はまだ見たことないんです。
5月頃に再訪したら、見られるかな。