虫暮れ

自然のなかで楽しいコトみーつけた。

セミの季節

セミの季節がやってきました。

山に行くと、エゾハルゼミの独特な鳴き声が響いています。抜け殻は、誰しも一度は集めた事があるのではないでしょうか。

というわけで、今回はセミを調べるにあたって参考になるサイト等をご紹介したいと思います。

 

セミ全般】

まずは王道、Wikipedia(笑)

セミ - Wikipedia

 

子ども向けと侮るなかれ!

kids.gakken.co.jp

 

【鳴き声】

種類によってこ~んなに違う!いろいろなセミの鳴き声を聞こう : 子供の科学のWEBサイト「コカねっと!」-科学や理科、工作の役立つ情報いっぱい!

 

【抜け殻】

平塚市博物館

セミのぬけがらの見分け方

 

自然誌資料 第35号 | 神奈川県立生命の星・地球博物館

神奈川県の都市近郊に産するセミ科6 種における脱皮殻形態の数量解析

松尾 香菜子・西 栄二郎

 

あそびガイド - あそびのレシピ|こどもの国

セミのぬけがら調査

 

【書籍】

セミをもっと知りたい!という方は以下の本が参考になります。

これであなたもセミ博士!

 

改訂版 日本産セミ科図鑑[鳴き声編CD付]

改訂版 日本産セミ科図鑑[鳴き声編CD付]

 

 

 最近出版されたセミハンドブック!

いつか出るかな、と思っていたらついに!

QRコード付きで鳴き声が聴けるのもいいですね。

次は、カマキリハンドブックをお願いします!笑

セミハンドブック

セミハンドブック

 

 ※5/21に正誤表が公開されています。抜け殻の写真の間違い等もあるので、確認&修正をしておいたほうがいいと思います。

 

クサカゲロウ乱舞



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クサカゲロウの仲間が沢山飛んでいました。

ライトを照らしながら歩くと、寄ってきます。

今がちょうど発生時期なんですね。

優しい緑色と透き通る翅。そしてこの複眼。美しい~。

 

クサカゲロウは1種と思っている人も多いが、それなりの数が生息している。

同定には以下のサイトが参考になる。

Chrysopidae

 

今回の写真は、同定のキーとなる部分がよく見えてないので、種名は保留とした。

 

 

ヒナノハイゴケなのか?

 某所の公園をぷらぷら。その公園には大きなケヤキが点々と植栽されている。

 樹皮には色とりどりの地衣類やコケ植物が。

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ケヤキの樹皮に生えるコケたち

 そして、今回注目したのはコレ!

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 雨が数日降っていないので、水気はなくカラカラになっている。

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 カラカラ。進化するとガラガラ(何を隠そう、私はポケモン第一世代です。)

 水を垂らすと~

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 まるで花を咲かせるかのようにパーっと開いて、あっという間にこの状態。

 きれいじゃ。これは、これはきれいじゃ。

 葉は卵形で中肋がなく、全縁。葉先は透明で突き出している(これを「透明尖」と呼ぶ)等の特徴や、生育環境からヒナノハイゴケと同定しました。がし、イマイチ自信がない!ちゃんとした蒴が残っていれば、簡単そうなんだけど・・。また、別の時期に見てみることにするか。

  不慣れな分類群の同定は、驚きと発見と不安に満ちている。生き物の名前が分からないと、人々は不安になる。そんな事を考えていると、今夜もぐっすり眠れる。

  自分がいかに無知であるかを知る事ができるコケ観察。そこはまるで宇宙。探求心にコケが生すまでは、探求しよう。

 

 

ケンポナシの虫こぶ

とある川の脇に生えていたケンポナシ。

その葉になにやら虫こぶが。


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これはケンポナシハイボケフシという虫こぶで、フシダニの一種によって形成されます。

ケンポナシという植物自体、あまり聞きなれない方も多いかもしれません。

ちょうど、今頃の時期に白い花を咲かせます。(一枚目の写真には蕾が写っています)

秋になると果実がなるわけですが、実は果実を支える"果柄部"という部分が膨らんで食べられるのです。

そして、その味がなんとレーズンの味に似てる!

以前、食べたときの感動は忘れません。

 

う、うま。

ひひーん!

熟してくると、発酵してさらに大人の味に。

この味を知らずして、自然は語れないぜ!

 

独り占めしたかったですが、動物たちも好んで食べるので、競争相手が多くなかなか集まりませんでした(笑)

英語ではJapanese raisin treeというそうです。

 

あれ?虫こぶの話は

 





道端のギンゴケ

道端にある。

どこにでもある。

でも気が付かない。

そう、それがギンゴケ

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こんな感じのコケみたことありますよね!?

ギンゴケ(銀蘚)は文字通り、銀色っぽく見えるコケなので識別は容易。

早速覚えて自慢しましょう!笑

 

ハリガネゴケ科

ギンゴケ Bryum argenteu

 

分布域は広くて、富士山の山頂や南極にも分布するらしい。

 

たくましいですな。