虫暮れ

自然のなかで楽しいコトみーつけた。

クロメンガタスズメの幼虫

育てていたトマトとナスを引き抜こうと思っていたら、大きな幼虫を見つけました。

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クロメンガタスズメの幼虫です。

お尻のくるりんとした角がかっこいい。

そして、鮮やかな色彩!

おそらく終齢幼虫だと思います。

地面を歩き回っていたので、蛹化する場所を探していたのでしょうか。

 

広食性で、ゴマ、ナス、トマト、ジャガイモ、チョウセンアサガオ、クコ、キリ、キササゲ、ソケイなどを食べます。

我が家のナスとトマトも食べられていたようですが、気がつきませんでした(笑)

こんな目立つ色合いなのに、案外見つけられないものですね。

 

2019/10/19 種名及び食草の訂正

先日公開した記事に以下の間違いがありました。

訂正してお詫び申し上げます。

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メンガタスズメとしていましたが、尾角の形状からクロメンガタスズメだということが分かりました。

 

尾角の違いは以下の通りです。(終齢幼虫で顕著)

 

昔の文献では、クロメンガタスズメの分布が九州以南となっていますが、近年では関東でも多数確認されているようです。

 

参考文献

  • 原色日本蛾類幼虫図鑑 上(1965,保育社)
  • 日本産スズメガ科幼虫図譜(2004,風知社)
  • 日本産幼虫図鑑(2005,学研)
  • イモムシハンドブック(2010,文一総合出版)

 

 

アキアカネ

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アキアカネの雌雄が連結していました。

上が雄で下が雌。雌は腹部が淡褐色の個体と、赤くなる個体がいます。

写真の雌は後者のようです。

 

産卵は水田や池沼、湿地などで行われます。

秋遅くまでみられる数少ない昆虫。

撮影後、飛んでいってしまいました。

 

 

 

 

サクラの狂い咲き

ソメイヨシノが咲いていました。


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サクラの葉芽や花芽は、夏の間には既に完成しています。

狂い咲きは、台風などで葉が早期に落葉し、その後も気温の高い状態が続くことで、芽が成長して起こります。

 

通常、サクラの開花は以下のようなメカニズムで起こります。

 

  1. 成長を抑制する植物ホルモンが葉で作られる
  2. このホルモンが芽に送られて、春先まで成長しなくなる
  3. 冬の間にこのホルモンが減少し、休眠が解除される
  4. 同時に成長を促す植物ホルモンであるジベレリンなどの量が増加する
  5. 気温上昇に伴い、芽が成長して開花

 

という流れです。

しかし、狂い咲きの場合は、落葉の影響で「1.成長を抑制するホルモン」が生成されず、開花してしまうという事になります。

 

ただ、狂い咲きも全体ではなく、一部の枝のみで起こるのは何故なのか、よく分かりません。

同じ株であれば、どの枝もおおよそ同じように落葉していますし、もっと全体的に狂い咲きしそうな気もしますが。。

ちなみに、秋に咲いてしまった枝は、翌年の春は開花しません。

 

開花のメカニズム、実は複雑なことをサクラはやっているんですねぇ。

 

 

 

 

 

ヨコヅナサシガメの脱皮

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桜の幹で、ヨコヅナサシガメが脱皮していました。

脱皮したては赤色で、とても目立ちます。

しばらく経つと、黒色になります。

 

何のために赤色なんだろう?

 

 

セスジスズメの幼虫など


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道端で見つけたセスジスズメの幼虫。

ヒメツルソバを食べていました。

こんな植物も食べるんですね。

 

今が見頃のヒガンバナ

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田んぼは稲刈りを終えて、すっきりしていました。

畦を歩くと、コバネイナゴたちが跳び跳ねます。

 

白色のヒガンバナも綺麗ですね。
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