シラミバエというハエをご存知でしょうか。
鳥や哺乳類に外部寄生をして吸血するハエの仲間です。
自然散策をしていると、たまに体にまとわりついてきて、びっくりすることがあります。
基本的にはヒトには寄生しないそうですが、偶発的に吸血された事例もあるようです。
感染症など、少し怖いですね・・。
特徴は、鳥の羽毛や哺乳類の毛に潜り込みやすいように扁平な体をしています。
また、振り落とされないようにするため、普通のハエよりも脚や爪が発達しています。
翅があるので飛び回ることができますが、中には宿主にとりつくと翅を落としてしまうものや、最初から翅が無い種も存在しています。
シラミバエ♀は卵を体内で育て、終齢幼虫を産み落とす卵胎生です。
産み落とされた終齢幼虫は、すぐに蛹化し、その後羽化して成虫となります。
雌を捕獲して容器に入れておくと、運がよければ幼虫を産み落としてくれる事もあるそうです。
ちなみに、写真のシラミバエはまだ未同定です。
難しくて悪戦苦闘しています。。。
少し気持ち悪いけど、よくみると面白い。
そんな生き物が、身近なところにも沢山います。